あなたの奥さんのソーシャルセキュリティの番号は?

「あなたの奥さんのソーシャルセキュリティの番号を教えてください」

「は?なんで?」

「必要です」

「だから、なんで?」

「セキュリティ確保ためです」

「はあ? あなたは誰ですか?」


今日いきなりかかってきた電話だ。あなおたは○○銀行のクレジットカードを持っていますねと確認され、奥さんは誕生日やらソーシャルセキュリティ番号を聞いてきた。

はっきり言ってとってもあやしい・・

「電話では答えられません。ドキュメントを送れ、でないと信用しないよ」と言って電話を切った。この手の電話が会社にかかってきたのは初めてだ。少し前の僕であれば素直に教えていたかもしれない。

ソーシャルセキュリティ番号(Social Security Number)とはアメリカで生きてゆくためには、車の免許以上になくてはならない代物だ。昔は誰にでも簡単に取得できていたが、2002年3月に新移民法とやらが施行されて依頼所得するのはとても難しくなった。当然他人の番号を語る連中も出てくるわけだ。

簡単に言うと「国民総背番号制」のための番号だ。本来社会保険目的で作られたものらしいが、戸籍がないアメリカにとっては個人を証明する大事は番号となる。

この番号に関連して「クレジットヒストリー」という個人のファイナンスの履歴があわせて管理されるため、生活に必要なアパート契約,銀行口座の開設,運転免許証の取得,保険契約、クレジットカードの作成などをするとき必ず聞かれるようになる。

実は現在駐在員の奥さんである我が家の奥さん(変な日本語・・)は、ソーシャルセキュリティ番号を取得できない。それも先ほどのべた法律の改正による。奥さんのビザの種類L2(企業内転勤者の家族(配偶者および子供)というタイプのためだ。

いずれにしても個人情報の扱いには本当に注意が必要な時代ですね。
みなさん気をつけましょう。