田舎のアウトソーサー?

Outsourcing to Arkansas | News.blog | CNET News.com

A new kid on the block promises to give offshore outsourcing a run for its money--by routing technology work to rural America.
Rural Sourcing is a start-up founded and largely funded by Kathy White, former chief information officer for health care giant Cardinal Health. White, also Rural Sourcing's president, has set up two facilities in Arkansas, has another center coming on line in New Mexico in January, and is in talks to open yet another facility in North Carolina.

Rural Outsoucing 直訳するれば「田舎のアウトソーシング」だろうか?上記記事は村山尚武氏のBlogで発見した。

アーカンソー州などアメリカの「地方」にシステム開発やら保守のアウトソーシング会社を立ち上げた、というお話。シリコンバレーなど大都市圏で行うよりも低コストでサービスが提供できる、というのはともかく、インドへのアウトソーシングと比べても時差やらコミュニケーションにより生じる「見えない」コストが削減されるのでトータルコストはほぼ同様(どう計算したんだ?)だそうである。また、地元の大学と提携して人材育成につとめる、とのこと。

海外へのアウトソーシングに対する反動、そしてこうした「地方」をアメリカの原点と考える文化的背景などを考慮すると、けっこういけるんではないだろうか、この会社。

村山氏は上記のようにコメントされている。
実際にRural Sourcing社のホームページを見たが情報が少なく、判断が難しい。

日本でも東京にたいしてオフショア(中国)ではなく、二アショア(北海道)を考えている知人もいるので、アイデアは否定できない。問題は5割以下とされるオフショア先に対してどれだけコスト以外のバリュー(価値)を見せることができるかだろう。エンジニアで地元で働きたいと思っている人間は多く、WebEXなどの新しいコミュニケーションシステムを駆使する田舎のアウトソーサーがでてきても不思議ではない。