カリスマ的リーダーシップ


「カリスマ的リーダーシップ」という本を読んだ。帰国した駐在員(同僚)がおいていったものだ。

評価 ☆★★★★

アマゾンレビューから引用

企業経営者にとっても,重要な成功要素であるカリスマ的リーダーシップ論を展開する。そもそもカリスマとはなにかという定義から始まり,カリスマ的リーダーと非カリスマ的リーダーの違いを指摘し,どのような行動様式を伴うかを,多くの実例を網羅的に引用しながら解き明かす。さらに「カリスマの特徴の多くは訓練によって習得できる」として,カリスマ性を意識して発揮する方法にまで言及している点も興味深い。
カリスマの成功例ばかりではなく,カリスマを発揮しながらも,社会的には敗北していった実例を挙げることで,カリスマの限界にも論及する。また組織リーダーが持つべき戦略ビジョンを,カリスマ性を絡めて検証する。カリスマは,これまで政治や宗教について論じられることが多かったが,本書では,それを企業経営者や組織運営者とのかかわりについても論じているところが新機軸だ。今現在,企業経営者の立場にある人はもちろん,これから起業する人にも興味深い一冊。 (ブックレビュー社)

研究内容にケチはつけようがないが、僕にはどうもしっくりこない本である。読んでいてカリスマ的リーダーシップを持たない人が、訓練や教育でそれを身につけられるかに興味は集中した。

それに関する結論は「カリスマの特徴の多くは訓練によって習得できる」ということだった。

おお、期待大だ!

読み進めていくと、それは「幼年期に照準をあわせた」個人向けの要請プログラムと総括された。

う〓ん、僕のようにすでに成人した人にはダメらしい。

戦略的ビジョン、企業家精神、改善に対する献身と熱意、コミュニケーション(意思伝達)スキル、環境に対する感受性など企業や組織に必要とされれいるカリスマの要素をどううえつけるかは記述されていなかった。

「カリスマ的リーダーの養成過程は管理職にとって自分を癒し、かつ啓蒙する手段のように思われる」とその章を締めくくっていた。

なんじゃそれ?という感じである。

コミュニケーション(意思伝達)スキル、環境に対する感受性くらいは訓練でなんとかなるかも・・