個人情報の販売サイト

個人情報保護が世界で問題になっているのはいまさら言うまでもない。
どうやら情報の流出はどうあがいても避けられないようだ。今日会社の同僚から下記のサイトを教えてもらった。


※サイトから借用。
INTELIUS.com http://find.intelius.com/

上記サイトではアメリカに住んでいる人の個人情報が購入可能だ。ためしにアメリカの知人の名前を何人か入れて検索してみた。驚くほど簡単に検索ができる。

年齢、生年月日、電話番号、住所などが分かるようだ。アメリカでは事実上、個人を特定する番号になるソーシャルセキュリティ番号でも検索できる。一回の検索の結果表示された情報の購入が$7.95、24時間使いたい放題が$19.95だ。

当然いくつか疑問がでてくる。

Q)どうやって調べたのか?
非合法ではなく、公開されているデータベースから情報をとっているとサイトには記述されている。不法に入手したものではないようだ。

Q)自分のデータを消すことはできるのか?
できない。公開されているデータベースから情報をとっているため、このサイトではないように関知できないようだ。それぞれのソースに自分で交渉しろと記述がある。

その他、犯罪履歴、バックグラウンド(犯罪暦、破産、納税暦、住所履歴、別名通称(Alias Name) 親戚、ご近所)などを検索できる。

この事実から考えると、すでに秘密など存在しないという事実につきあたる。個人情報保護と政府や企業がどんなにがんばってもこれだけの情報がすでに合法に公開されている事実が何を意味するか、考える必要がある。

これを読んで、アメリカはこわいね、という短絡的な結論に至るひとはいないと思うが、日本でもたぶん状況は同じですよ。たぶん・・・