コンポジット・アプリケーションと第3世代ASP

「企業の“コンポジット・アプリケーション”を支援する」と米セールスフォース・ドットコム幹部 : IT Pro ニュース

ハリス氏によると、ASP型サービスには、三つの世代がある。顧客企業1社に一つのシステムを提供するのが第1世代。電気や水道と同様のユーティリティ・モデルで提供する共用型のサービスが第2世代。ユーティリティ・モデルでコンポジット・アプリケーションを実現できる同社のサービスは第3世代にあたる。このシステム構築の柔軟性が同社最大の武器で、約23万人のユーザー獲得につながっている。

少し前の記事だがIT PROからの引用。

第一世代のASPはすでに死に絶え、第2世代のASPだけが生き残っている。今後発展するであろう上記の記事のある第3世代のASPの売りは柔軟性だ。そしてその柔軟性はSOAによってもたらされると思う。

以前出席したSalesforce.comの自社カンファレンスでは自社のERPなどのアプリケーションやWebサイトの連動したマーケティングなど多くの企業が連携を模索していた。SOAを使ったアプリケーションの開発のためのセミナーなど座る席がないほど混雑していたのが記憶に新しい。

「まだ実施していないけど、いま企画中なんです」とランチで一緒になったカナダからきたあるユーザのIT担当者は言っていた。

日本における状況はどうなのだろうか?SOAによる連携を可能にしているASPSalesforce.com以外ではまだあまり聞かない。携帯電話の連携も未だなされていない。

個人的な見解であるが、将来的にYahooやAmazon、eBayがコンシューマサイドで行っていることをエンタープライズの領域で行う、すなわちSalesforce.comがビジネスアプリケーションにおけるひとつのインフラになり、それと連携したり、利用したりする外部サービスの開発が盛んになる思う。

時間をみてSalesfoce.comに群がるコバンザメベンダを整理しても面白いかも・・