SiebelのHosted Contact Center

米SiebelのCRM新版、ホスト型コンタクト・センターのオプション追加 - nikkeibp.jp - IT

Siebel Systemsは、オンデマンドで利用可能なホスト型CRM(顧客関係管理)サービスの新版「Siebel CRM OnDemand Release 7」を米国時間3月29日に発表した。新版は、同社が前年買収したIneto Services社のコールセンター・アプリケーションを追加した。

やはり来たか?というのが第一印象。Salesforceに続いてのリリースとなる。

この流れはCnetの渡辺氏のコラムなどで「ロングテール」と呼ばれているものにつながるのだろう。最初はそのつながりが理解できなかったが、梅田氏などいろんな方のブログを見ているうちに自分の中で咀嚼できてきた。

インターネットテクノロジーがもたらす、必然の流れであり、従来の顧客獲得プロセスにおけるコストを劇的に削減できるようになった。薄く広く利益を集めることもできる。

SFAマーケティング、コンタクトセンタというこの流れは、次にHR(人事)、会計につながってゆくのだろう。特に会計においてはXRBLに関して実物が出てきていることから、今後の各ベンダの動きに注目したい。

Siebel CRM OnDemand Release 7は、米国でただちに利用可能。Siebel Contact OnDemandとバンドルした利用料金は、1ユーザーあたり月額150ドル。Industry Editionsも用意される。Siebel Contact OnDemandはスタンドアロンとしても提供される。

150ドルというこの価格付け、どうやって決めたのは興味深い。

またSalesforceに対してNetsuiteが仕掛けている価格競争の行方も面白い。実はこの2社機能面ので差別化はもうほぼできないので、最後はブランド力と体力勝負になりそうである。