日本独自の問題

日本の情報サービス業にいると、しばしば「日本は独自」だからという問題にぶつかる。現在アメリカに住んで、日本のためのR&Dをしているとその問題の大きさから逃げられなくなる。

e-Tetsu Blogでも下記のようにその問題がとりあげられていた。

日本独自の課題
上記のような問題が日本において顕著である原因を本書はいくつか指摘している。

〓日本発のオペレーティング・システム(OS)がない
〓非効率な外注化
〓下請け・孫受け構造
〓プロジェクト・マネージメントの問題

日本独自の問題ってなんだろう?本当にあるのか?と最近思う。たしかにソフトはすべて外国産のものを使っているという点はそうだが、それは日本だけの問題ではないだろう。中国や朝鮮など他のアジアの国々との問題はなんだろう。

プロマネの問題や下請けの問題も本当に日本だけだろうか?

最近この点について思っていること。
1.日本は結局悪く言うと「井の中の蛙」である。特に情報サービスで世界で勝負しているのは少数派。
2.根本的に日本における組織のあり方に問題がある。そしてそれは風土、文化、歴史に起因する。

「組織」という効率化を追求するためにできた仕組みを日本ほど使いこなせない人たちはいないように思う。
日本発のOS、日本発のエンタープライズパッケージを生み出して、世界で勝負したいなんて思うのは、無理な相談なのだろうか?