デジタルとアナログの相関関係

ソフトブレーンの社長 宋文洲氏のメールマガジンから

>具体的にいうと、飛び込んだ顧客先で聞いた話、見た状況が全体にとって普
>遍性があるかどうかは、デジタル情報が有効だ。全ての現場をみてから判断
>するわけもいかないからだ。でも飛び込まないと問題意識も聞くポイントも
>分からない。現場だけでも情報だけでもバランスがとれない。

「デジタルとアナログの相関関係」と題した一節。アサヒビール・福地茂雄会長との対談から。

とても正鵠を得ていると思う。
CRMやらダッシュボードやら、BI(ビジネスインテリジェンス)などはまさにこのためにあるのだと思う。経営者が現場を声を聞きたがるのもそのためだ。

現場で聞いた話はリアルで、具体的で、説得力があるが、普遍性がない。それを証明するのがデータだ、ということだろう。現場で起きていることにリアルタイムに反応することが、即企業の差別化につながる業種などもある。それがGartnerが言う、Real Time EnterprizeやIBMが言っている e-businee On Demandの考え方だ。

人を説得するのもその両方の材料を捉えことが重要だと思う。どちらを先に切り出すかは相手しだいだけど・・