E-mailは遺産か?個人情報か?

ミシガン州のある男性が、イラクで亡くなった自分の息子のメールアカウントにアクセスを要求してYahooともめているようだ。

Family's Quest For Dead Soldier's E-Mail Spurs Digital Inheritance Discussion

This week, a Michigan man publicized his struggle to access the Yahoo e-mail account belonging to his son, Marine Lance Cpl. Justin M. Ellsworth, 20, who was killed Nov. 13 in Iraq. Though Yahoo's policies state that accounts "terminate upon your death," John Ellsworth said his son would have wanted to give him access.

父は「his son would have wanted to give him access.」と亡くなった息子さんが彼がメールにアクセスすることを望んでいると言っている。一方Yahooは個人情報に関するもので実の父といえども、それはできないと拒否しているようだ。

とても難しい問題だと思う。自分が父の立場だとしたら、同様のことをしたかもしれないし、息子さんの立場であれば、家族にすら知られたくない秘密がメールを見られることで分かってしまうかもしれない。

戦争に行く場合、「いつでも死ねることができるように」自分を処しておくという昔の武士道みたいなことが求められるのかもしれない。家族にも当然その覚悟が必要とされるのだろう。

アメリカは日々の暮らしはとても戦争をしている国とは思えない。少なくとも僕のまわりはそう見える。同じ国に住んでいる20歳の若者が戦争に行き、そして亡くなっていることは僕にとってかなりショックだった。