BLOGをはじめてもう気がついたら1年以上たっていた
BLOGをはじめてもう気がついたら1年以上たっていた。アメリカ駐在をきっかけにはじめたこのBLOGももう1年4ヶ月の続き、ページは180を超えた。自分の書いたものを読み返すとそのときのうれしさや悩みを思い出すことができて、うれしいやら恥ずかしいやらである。
また最近このページの存在をネットで知ってメールをくれる友人・知人が増えてきた。僕が使っているNIFTYのココログはGoogleやYahooなどの検索エンジンとの愛称がよい(IT業界用語ではサーチエンジンへの最適化)ようで、たまため別のキーワードで検索したら、見つけてもらったらしい。
15年以上会っていなかった友達と連絡をとることができて、学生時代のように飲んだり・・
小学生のときにキャンプ(ガキ大将スクール)であった子供がすでに社会人となった子が連絡くれたり、
友達(小学校の教師)の教え子、数回キャンプを一緒にやった現在もうすぐ大学生がメールをくれたり、
アメリカ駐在時代にお世話になったご家族のだんなさんからメールをもらったり、
帰ったきたことを風のうわさで知ってメールをくれた友人がいたり、
本当にうれしいね、こういうの。
オフコース Yes Yes Yes を聞きながら・・・
君が思うよりきっと僕は君が好きで・・・
優秀な人が優秀なソフトウェアを作る
「ソフトウェア最前線」著者:前川徹 を読んだ。
日本の情報サービス業界に対して警鐘を鳴らしているその本は、「日本のソフトウェアがどうすれば外国のソフトウェアよりも競争力が高くなるのか?どうすれば産業として発展するのか」という視点で書かれている。
ソフトウェアの産業の全体、工学としてソフトウェア、開発手法、雇用の問題、ユーザのあり方など幅広くとらえてかかれれている。この業界の人は一読すべき、わかりやすい本だと思った。
その中であまりにも当たり前で、あまりにも日本の情報サービス業界ができていないことが書かれている。
それは 「優秀な人が優秀なソフトウェアを作る」 ということだ。
より質の高い(バグが少なく、メンテがしやすいなど)のソフトウェアを開発しようと思うなら、優秀なプログラマを集めればよい。
↓
優秀なプログラマを集めるには、彼らの才能や能力に見合う環境や報酬精度を整えることだ。
一番の問題は「年齢に比例した報酬精度」だと著者は指摘する。ソフトウェアの生産性は優秀な人とそうでない人では28倍も違うと指摘し、現在の情報サービス業界は優秀な若者にとってとってもも「働きたくない職場」となっていると言う。
う〓ん、とってもごもっともである。
自分も入社当時はSE採用だった。
3ヶ月の研修時代、同部屋の優秀な奴との差を感じ、自分がエンジニア向いていないことを知った。自分は結果的に販促部門に進んだが、多くの同期はそのままエンジニアとなり、現在も日々プログラミングにいそしんでいる。(一部優秀な奴はさっさとやめている。)体力もだんだん衰え、徹夜でリカバリするのも限界になってきた。そうした「息切れしてやめてゆく若者」がこの業界にはたくさんいる。
最近ではそうした若者を「使い捨て」する風潮まで出てきた。教育して育てるというよりは、優秀な奴を体力のあるうちに使い捨てる。ある年齢に達するとキャリア制度の名目で転職を勧める(=強制する)・・・。
ものすごい悪循環だと思う。
マーク・ベニオフ来日
ちょっと遅い投稿だけど・・・
先日、日本のセールスフォースのイベントにあわせてマーク・ベニオフ氏が来日した。直接話を聞ける良い機会だと思い参加した。
最近のセールスフォースの取り組みは下記のニュースなどを見ると良い。
セールスフォース、 新CRMパッケージ「Summer '05」を発表(2005/06/22)
セールスフォース、新プラットフォーム搭載で機能強化(2005/6/23)
下記から実際の講演を聞いたり、資料のダウンロードができる。
http://www.salesforce.com/jp/summer05/summer05-session.jsp
話の内容は上記のニュースの内容をなぞるものであったが、面白い点が2点あった。
1.自分たちのビジネスを「ロングテール現象」に当てはめて説明したこと。
2.自らのシステムを「オペレーティングシステム」と言い出したこと。
「ロングテール現象」について
別紙で説明のためのレジュメが配られていた。言葉になじんでない日本の人に向けて、日本のセールスフォースが気を利かせたのだろう。
これこそインターネットのビジネスモデルだ。アマゾン、グーグルなどの米ネット列強はこうして成功したのだ。そしてビジネスの領域でそれを実行しているのがセールスフォースということらしい。
「オペレーティングシステム」としてのセールスフォース
これは最近発表した「Multiforce」を持って言っているようだ。従来SFA、CRM、サポートデスクとアプリケーションを提供してきた同社が、カスタマが自由に自分のアプリを提供できるインフラを提供した。
「新しい技術が従来のビジネスを淘汰する、われわれの提供しているのはソフトウェアではなく、サービスだ」とマーク・ベニオフは強調していた。
関心した点は従来、従来のERPなどのパッケージがアメリカのビジネスプロセス(デファクトスタンダード)を日本に当てはめようとしていたことに対して、「日本のプロセスとアメリカのプロセスは違う」とはっきり言及し、「自分のビジネスを変えることなく、オンデマンド環境を利用できる」と方向転換したことだ。
面白かったのは日本人のプレゼンがあまりにつまらなかったらしく、我慢できなくなって自分でプレゼン(デモ)しだしたことだ。最初通訳に気をきかせて「ゆっくりしゃべる」と言っていたが、だんだん熱がこもってきて、通訳が追いつかなくなっていた。
ベニオフに限らずアメリカ人は本当にプレゼンがうまい。日本人の場合、「練習しましたか?」と聞きたくなるのは僕だけではないはず・・
仕事と趣味に生かせるブログの読み方
何気なく駅の売店で買った日経ビジネス Assoocie(アソシエ)にブログに関する特集があった。はてな社長の近藤淳也氏のインタービューなどもあり、意外も面白かった。
ブログの特集の中で「仕事と趣味に生かせるブログの読み方」というページがあったので、内容をメモってみた。
■ビジネス、経済、社会について 専門家の意見をいち早く知りたい
1.有名ブロガーのブログ本文を読む
↓
2.本文から貼ってあるリンクを読む
↓
3.それらのブログに書かれているコメントに目を通す
↓
4.各ブログについているトラックバックを読む
■趣味について調べたい
1.ライブドア、はてな、ヤフーなどブログサービスの検索画面、またはグーグルへ↓
2.ブログキーワード検索
↓
3.キーワードを入力する(グーグルの場合は キーワード+ブログ)
↓
4.見つかったブログを読む
↓
5.特に興味深い話題を書いてあるブログをRSSリーダーに登録
かなり正しいブログや検索エンジンの使い方ではないかと思う。トラックバックがもたらす、情報と人のリンクはより自分の知りたい確信へ導いてくれることが多い。アイデアも思索も人との会話の中で深まることを知っている人はブログがそれをネットで実現していることに気がついているのだ。そしてそれは現実社会へと繋がってゆく・・
僕の周り(仕事場)にはまだ検索にヤフーを使っている人も多いし、ブログなど日々読んでいる人はほとんどいないけど・・そのおかげで僕は新しいことに詳しい人になっている。
こう考えるとブログがなくなったら、今かなり困るな・・。